たぬきのちらうら

適当に、好きなことを書く。おもにシャニマス

ぶらり旅、私たちの机上論。バリストロメリア編成

1stライブから1週間。

シャニマスPがペニーワイズのごとく布教に走り、
多くのシャニマスのWING解説とかエモポイントが
twitterに上がっています。記事もあります。

だから僕も書こうと思います。

たぶん、役には立たない記事を!


※注意 この記事は執筆当時の環境での話。
現環境ではばりうまかよりも回復スキル(ばってん長崎恋岬等)のほうが有用です。

その名も、バリストロメリア編成。

グレードフェスは現在グレ7~5まで
多くのぶらり旅アンティーカが猛威を奮っている。
そこに従来の灯織センターや樹里センターがちょっと混じるくらい。

アルストロメリアがいないのである。

グレフェスが始まったころは灯織が環境に君臨し、
たまに果穂センターがいるくらい。
12月に限定樹里が、1月に限定恋鐘が来て、
そのあたりでも勝てるようにはなりました。

で、2月からのぶらり旅環境でほぼほぼアンティーカに。

そう、アルストロメリアの時代が来ていません。
アルストロメリアは体力が多いほど威力が上がる渾身アピールなので
今まで日の目を見る機会が少なく、今も逆境なんです。
アルストロメリアをうまく使ってグレードフェスを勝ち抜きたい。
そんな人のための

「ぼくのかんがえたさいきょうのへんせい」

をご紹介します。


前置きが長い。はいドン



ちなみにこれはありもの詰め合わせたハリボテ


要は、千雪さん(もしくはアクアリウム甘奈)をセンターにすえて
フェスマスター(パーフェクトライブと伝説の一瞬同時獲得)や
PL(パーフェクトライブの略)がとれる可能性がある編成です。

ぶらり旅は随所に積みます。
全員に持たせてもよいかもしれません。

カギとなるのはばりうまかブルース月岡恋鐘
背水(ダメージが少ないほど威力UP)なのに回復とダメージカットを持つ
残念極まりないスキルからネタにされ続けたバリうまか。



しかしどっこい、この回復バフ40%!6ターン以降!

現在実装カードの中で最大回復量であり、
6ターン以降のため後半に強力なアピールを打ってフェスマスターを狙う
今のぶらり環境でアルストロメリアが戦うためのカギとなります。

もう一つ重要なのが、マイピュアロマンス千雪さんのリジェネ。



4凸が必要なためハードルは高い

3ターンのリジェネなんですが、これはフェーズの最初に入ります。
だから、アピールをうつときに体力をMAXにするためのキースキル。
これも千雪さんのユニークスキルです今のところ。

リーダーのバリうまかには
フレンド凛世の回復と

見てくださいこの夏葉がカトレアを見る慈愛に満ちた表情・・・



千雪先生の回復を搭載。他の子にも余裕があれば。

ちなみにこの千雪さんの縫ってる人形はいつの間にか果穂のランドセルに


あまり知られていなかったりするのですが、
リーダーのバフは発動率2倍です。

序盤はこれらパッシブスキルを発動しながらで耐えます。

理想的な動きとしては
1ターン目・2ターン目…甜花、甘奈でぶらり

3ターン目…千雪さんマイピュアでリジェネ&リンク

4ターン目・5ターン目…甘奈・甜花のリンクアピール

上記までのどこかで他のぶらり挟んでもOK

6ターン目以降は
ちょこ先輩70%3色バフ+ばりうまかヒール発動
千雪さんマイピュアリンク2回目
ここまででライバルが結構退場します。


ライバルが全員退場すると強制終了なので注意


最後に体力MAXからの




リンクアピール!


これでフェスマスター、ランク入りです!

完全掌握と伝説の一瞬をとってランクに並べば、
あとは対戦相手ボーナスとリンクアピールの回数がスコアの要。
そこで3人リンクが打てるアルストロメリアなら、
アンティーカよりも小回りが利きリンクを重ねやすいのです。
体力が高いためパーフェクトも出しやすいです。
スコア加点できる要素が詰まっている、時代はバリストロメリア!


ちなみに、アクアリウム甘奈センターでも近いことができます。
現在のグレフェスランキングを見るとこっちのほうが現実的かも。

うまく打てればめーっちゃ強い甘奈の思い出アピール


その場合、Vo特化+ぶらり旅編成。
サポートするために甜花ちゃんをマリーナに変えます
千雪さん、恋鐘、ちょこ先輩はそのまま。

正直アクアリウム甘奈のためにあるようなライブスキル


アルストロメリアグレフェスを勝ち上がりたい方、ランクインしたい方。
この編成で戦えば、勝機があるかもしれません。


ホントに勝てるの?
それはわかりません。
僕も作って運用したことありませんし。

だってこれは私たちの机上論ですから。

でも、今まで使い手がいなかったばりうまかとアルストロメリアで勝てたら
かっこいいですよ。





負ける、時間をかける。時代に合わないゲーム性がシャニマスの魅力。




なんかツイートがバズったついでに、
シャニマスのことをもう少し語ります。

シャニマスは最初ほんとオーディションに勝てません。
WING敗退どころか、出場できないこともありました。


最初は何回もこの画像を見ましたとも

でも、負けることに意味がある。
むしろ、最初は負けて敗北ルートのシナリオを見てもらうために、
このような難易度のゲーム設計になっています。
高山Pもどこかで言っていましたが、
この難易度は意図的なものです。

シャニマスを始めようとして最初に躓くのがこの難易度。
でも、意味は絶対にあるから頑張ってほしいです。

時代に合わないゲーム設計をあえて

今の時代のゲームって
ストレスフリーでP2W(Pay to Win、お金をかけたもの勝ち)。
時間を極力使わないことが人気の秘訣。
おそらくどのソシャゲでもそのような設計になっていますし、
ユーザーはどこでもスキップ機能やオート機能を求めていると思います。

そもそも、現代人は忙しいんです。
それは社畜だからとかではなく、昔と違って娯楽が多いから。
一つのコンテンツにのめりこんでそれだけやってる人が実は少数。
だから、ゲームに時間をかけるのは時代に合わないんです。

そこで、シャニマスのプロデュースですよ。
早くても20分。だいたい40分近く1回のプロデュースにかかるし、
育成には運要素が非常に強く絡む。
時代に合わないゲーム性。
実際、それで離脱した人は少なからずいました。

それでも、このようなゲームにした理由。
こうじゃないと、アイドルとの一喜一憂を味わえないって、
アイマスを15年以上続けてきたバンダイナムコが判断したから。
そしてそれは間違っていません。

特に、オーディションに敗退したときのシナリオ。
これは、アイドルを知るうえで、そしてtrueエンドを目指すうえで、
必ず見てかみしめなければなりません。
負けることのストレス、アイドルを勝たせてあげられなかった悔しさ。
それが、必要なんです。

特に、まみみ。
彼女をプロデュースするうえで敗北すること。
手を伸ばして手に入れたいと思ったものを逃すこと。
その経験をしたうえで、優勝をつかむ。
このシナリオは本当にずるいです。ぜひやってください。


まみみがどんな子か。それは最初の印象だけでははかり知れません

そこから、試行錯誤をして情報を集め
サポートを育ててなんどもWINGに挑戦して、
準決勝で霧子に負け、決勝でダンベルに頭をかち割られ、
何度も何度も。
そうやって苦労してたどり着いた優勝は、
オートライブやシナリオスキップではあじわえない、
本当にアイドルと目指し続けたトップです。

そのあとに控えているのが、trueエンド。
これまた大変ですけど、見れた時の喜びは格別。


trueでしか見れないアイドルの一面がある。そして次のtrueエンドにもつながっていく

ゲームだからこそ、苦労が楽しい。
これは僕の持論です。
苦労を楽しめるゲームは本当によいゲーム。
今の時代のソーシャルゲームにはない魅力をシャニマスは持っています。

皆さん、仕事や学業、ほかのソシャゲできっととても忙しいと思います。
でも時には、時間と苦労をかけて
アイドルとともにトップを目指す。
そういう体験をしてみてはいかがでしょうか。

子どものころ、RPGでボスに勝てず何度も全滅したような。
アクションゲームでコントローラーを投げたくなったような。
それでも、もう一度と挑戦したあなたがいたはず。

そんな、純粋にゲームを楽しむ気持ちをもう一度。
16人のアイドルたちと味わえるゲームです。

招待コードを貼っておくので、よければこちらから

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いいから今すぐシャニマスを始めるべき7の理由

1stライブ最高でしたね!!!!!!!!!!!



語彙力が足りません。

1日目のLVで放クラの曲が終わった後近くのPが
「放クラすげえ…」
って呟いだんですが、そしたらすぐに
「でしょう!」
と回りから声が上がった。
他のユニットもパフォーマンスがすごいし、
2日目にはみんな慣れてきたのかもっとよくなっていた。

朗読劇は感動的だし、あれやこれや・・・。
語るべきことは多いけど、これは感想ブログではないのでここまでにして。

そう!
まだゲームをやっていない人。
今すぐ始めましょう。
1周年来て無料10連が20回くらい引けますけど、今からです!
シャニマスは始めるのが早ければ早いほうがいいゲームですから。


その1
1週間に17連分の石が増える

デイリーボーナスで300個(1回分)×7で2100個
ウィークリーボーナスで1600個
ログインボーナスで1600個
計5300個、17連分ですよ!

フェスアイドルはお休み連打で1シーズン目で終わらせればスグ

しかも、デイリー回収にせいぜい5分、ウィークリーはデイリーをこなして
プロデュースも速攻でやれば10分かかりません。
これだけですぐに石が溜まりますから、推しが決まらなくても始めましょう。

その2
SRが強いから集め得回し得

上に関連するのですが、早めにやってガチャの回転数を増やせば、
自然とSRが溜まってきますし凸れます。


ちなみにサポートはイラストアドも高ければシナリオでユニットをよく知れて最高

サポートのSRは強いのが多く、true行くためには十分。
プロデュースのSRも今の場合「ぶらり旅」を使ったアンティーカ編成を組めば
グレードフェスでもSRだけでグレ6くらいまで勝てちゃいます。
(バランスブレイクなので賛否両論ですけど)
ミリシタやデレステだと結局SRって活かしにくいですけど
シャニマスは結構使えます。

その3
pSSR=20連おまけ pSR=10連おまけ

trueエンドを見ることができれば、
上記の数のフェザージュエルがもらえます。


今から始めてもなかなか枯渇しないくらいの石が

特にpSRはSR確定チケットもありよく出ますし、
毎月のイベントに参加するだけでもイベント限定pSRが入手できます。
上記のデイリーウィークリーと合わせれば、
毎月20000ジュエルくらい配られると思ってください。
太っ腹!

その4
とにかくイベントシナリオがいい!
初期はペース遅かったですが、今は毎月新イベントを実施。
シャニマスはシナリオがいいといわれているだけあって、
イベントストーリー見るだけでも泣けます。
特にイルミネと放クラの最初のイベントと、最近のイルミネイベ(餃子)
泣けます。

僕はこのイベントで放クラに落ちました。放クラの魅力が詰まってる

クリスマスイベントとかもキャラの掘り方がよくて、
ソシャゲのシナリオとしても群を抜いています。
後からでも思い出のカギで開放できますが、
数に限りもあるので早めに始めることがオススメです。

その5
育成チケットがわりと有限

歌姫周回とかをすれば一応無限に確保できるのですが、
入手手段と枚数に比べて、
育成に必要な枚数が多いです。

ゴールドチケット100枚とか平気で必要になります。

強いサポートを育てるには、チケットは必須。
間違って使ったらわりと取返しがつかないといわれるほど。
早く始めて入手総数を増やしていくことが大切です。

その6
ライブがゲームのシナリオありき
シナリオ内のセリフとかを引用してきたり、
過去のイベントを振り返った思い出ボムを投げてきたり。
ゲームやっててよかったと思える場面が多数ありました。

期待を超えるという話。ライブでもありましたよね。そのセリフの裏はtrueエンドに

今度は8月のパシフィコ横浜です。
そこまでにシナリオやコミュを追っておこうと思ったら、
1日も早く始めないと間に合いません。
とくに、trueエンドは難易度が高く、すぐには到達できません。

その7
推しを決めるのに時間がかかる

箱推しする人はいいかもしれませんが、
一人や一ユニットを担当したい人は、まず半年くらい悩むかもしれません。
というのも、シャニマスのキャラはほんとに
シナリオやカード追加ごとに進化する、まだ0歳の女の子たち。
知れば知るほど魅力が出てきます。
たぬき自身、三峰に惹かれてはじめ、凛世に狂い、
アルストロメリアアルストロメリアに脳みそを溶かされ、
アンティーカのオンとオフのギャップと仲の良さに昇天し、
有栖川夏葉を担当と決めたのはついこないだ2月です。

1枚目trueエンドの話が2枚目SSRの選択肢に


まだ書けます。まだ書けますけど・・・!とりあえず7つ!
まだまだ若いゲームだから問題点だってありますけど、
ホントにいいゲーム。
シャイニーカラーズとともに歩んでいくプロデューサー人生。
悪くないですよ。


リセマラのやり方とか、初期の動き方とかは
うまくまとめてくれているブログもいくつかあります。
でも、聞いてくれたらなんだって答えます。
沼に引きずり込むためなら何でもしますよー!


招待コードを貼っておくから、ここから始めるのです。
そしたらたぬきが招待得点もらえるから!

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TCでロコが勝つためにできることを考えてみた。

風花 81万7506票
ロコ 80万3249票

前日くらいまではロコが一位だったけれども、
長女では勝ち目がないと怒涛の追い上げを見せてきた風花P。
日を追うごとに差が詰まり、
ついに逆転を許して敗北した。

絵も描けないし、SSだって不慣れ。
同僚が少ないから宣伝だってできないし、
やったことと言えば他Pに余った票を分けてくれと営業したくらい。

TBの1か月間はいろいろな絵や企画が見れて楽しかった。
そして同時に、プロデューサーとしての力不足を実感した。

投票企画とはつまるところ、プロデューサーの仕事。
担当アイドルに役を取ってくるために、
ほうぼう手を尽くし行う、本当のプロデュース業。
だからこそ、この結果は特に応えたものです。




そして始まる、シアターチャレンジ企画。
今回、ロコPとして自分に何ができるか。
それはまったくもってわからないので、
とりあえず、ロコの戦い方、いわゆる勝ち筋を考えてみました。

TBの振り返りとか、それを踏まえての戦い方、
どの役に投票すべきかとか。
そういうのはすでに他のPが考えてるし、
自分はちょっと異なる目線から、
アプローチしてみようと思いました。


その中で一つ、気になったこと。


ロコPが愛が重い。

このコメントを見つけたのはこの動画。

【中間発表 #5】 第2回 ミリマス楽曲総選挙 【3P票率 BEST50】


白山直人Pというアイマスの楽曲ランキングを作ってくれている方が、
ミリマス楽曲ランキングの中間発表で作った動画です。
この回は、3P票、つまり一位に選んだPの数が多い順にランキングした回。
この中でロコのSTEREOPHONIC ISOTONICが、全体3位に入っています。
2位は可奈ちゃんのおなじない、1位はUNION!です。

アイルや花盛りWeekendを抑えての3位。
可奈Pのほうが愛が重いわけですが、このあたりは特徴的なロコPの動きだと思いました。


で、もう一つ調べてみた記録が
BRAND★NEW★PERFORM@NCE!!!のボーダー。
こちらは、純粋な人気投票に近い結果が出てきます。

100位ボーダーの点数ではロコは25位、ちょうど真ん中。
比べて1000位ボーダーでは37位と、
大きく下がります。
このあたりも、ロコPの愛の重さが出ている気がしますね。
ロコのために本気を出す人数が多い=愛の重いPが多いと言えそうです。

じゃ、愛の重さでどう戦うの?

「ロコに全力投票するPが多いのではないか」

という仮説が立ちます。
アイマスはその性質上、複数担当するPは多い。
「自分の担当の中でまだ役をもらっていない子にいれよう」
「勝ち目のない担当は捨てて、勝てそうなところへ」
そういう考えをする人も少なくありません。
しかし、上記のデータを見るに、
ロコを担当している人は、たとえ複数担当がいても
ロコに持ち票を捧げる、ロコが一番の主担当という人が多いのではないでしょうか。


そこにたぬきは勝機を見出しました。
愛の重いロコPだからこそ、
全投票数をロコに注ぎ込むことに抵抗も少ないはず。
他アイドルに浮気してはいけません。
コンベンションセンターで方向性が決まれば、
その役に、全力でロコ票を。
他のアイドルの担当Pがぶれるなら儲けものです。



どの役にいれるかという問題が残りますが、
それは先輩Pたちがコンベンションセンターで意見を統一してくれると信じています。
自分の見たい役柄に入れるというのが正しく、
意見統一からの票の誘導は少しこずるい。
ですが、担当に仕事を取ってくるためなら、なんだってすべきです。
だから、方針が決まるまでは投票権はキープしてみましょう。

そしてロコPの団結力で、今度こそロコに仕事を取ってくるのです。



個人的には、旅人ロコ、#かわいいロコには旅をさせろ
が好きです。

今年一番面白かった青春マンガ、イチゴーイチハチ!

「特別なことのない高校生活のなんと特別なことか。」


今年はだいたい300冊くらいマンガを読みました。
例年通りそんなに多くはありませんが、
面白いマンガの比率は高かったんじゃないかと思います。

各方面で話題の『BEASTERS』は間違いなく名作。

以前レビューを書いた『凪のお暇』なんかは、
時代にピッタリですべての社会人女子に読ませたい作品。

定番ですけど『Dr.STONE』とかずば抜けておもしれーです。

でも、一番は文句なしでコレ。
最新刊読んだときもだえ苦しみました。

相田裕先生の「1518! イチゴーイチハチ!」です。



ちなみに小学館の公式で一話が読めます。
以前はマンガワンでも読めましたのでまた来るかも。

作者の相田裕先生はアニメ化された「ガンスリンガーガール」も描いていて、
歴もそれなり。
とはいえ、前作とは方向性がまあまあ違います。

舞台となる松武高校は、公立のすべり止めとして受験されることの多い、
いうなれば1.5流の私立高校。
部活動も盛んでスポーツ推薦もあり…
と、皆さんの思い浮かべる通りの私立高校。
一つ特徴的なのは、学校のモットー。
「文・武・楽」の3つをモットーとし、
生徒が楽しむことを重視していると、
1話で生徒会長が演説します。

うん、わかる。
本当にどこにでもある私立高校って感じだし、
学校のモットーなんてキレイゴトで有名無実。
あってもそれほど意識しないってのが現実。
ここまで、本当に「普通の私立高校」って感じ。

登場人物の紹介とかはここで語らずとも、
上で張ったリンクから1話読んでください。

そんな学校で「生徒会」を舞台にした、
とがった要素もなければ部活動で全国だって目指さない。
「青春マンガ」です。


「特別なことのない高校生活のなんと特別なことか。」


繰り返しになりますが、この作品の魅力を一言で表すとこれに尽きます。

特にこの「生徒会」というチョイスが絶妙。

皆さんの生徒会のイメージってなんでしょう。
マジメな子が内申のためにやる?
偉そうにしたい子がやる?
学園バトル物の強いキャラの定番?
いろいろあるでしょう。

ここの生徒会は、松武のモットーを体現するための場所。
やってることも普通の生徒会。
地味な事務仕事やらイベントの企画運営仕切りなどなど。
裏方から生徒が楽しむ場を作る人たちです。
そこで働く生徒会メンバー6名。
の表情、周囲の人との会話、動き。
そして生徒会活動を通して少しずつ変わっていく内面。
そのあたりの描き方が本当に秀逸です。
松武だから、高校生だから過ごせる最高の時間です。


技法的に何が素晴らしいかといえば、
物語構成力、これにつきます。

マンガって本当によくある手法として、
マッチポンプ的なストーリー展開なものが多いんです。
スポーツならケガをしてピンチを作る。
恋愛ならライバルキャラ登場させて恋しかけてゆらゆら。
甲子園出場目前に交通事故にあったり、
あまつさえ死んでしまってボクシングやってたやつがピッチャーになったり。
バトルモノなら倒せるところで手加減した相手を覚醒させたり。

盛り上がりのためにピンチを作るって、
簡単ですけどはっきりいって物語構成力としては下の下。
「タッチ」レベルなら最初から決まっていた展開でしょうけど、
エースは絶対ケガするし、家族はたいてい病気になる。
そんでもって感情を揺さぶることで人間を描く。
事件が起きれば人間関係も感情も動くけど、
それにばっかり頼るのは力量不足と言っているようなもの。
最近なんて10巻近くかけて順調にスタートしたバンドのメンバーが
交通事故で楽器できなくなって、
主人公だけ海外にわたって作品再スタートとかいう、
なんだこれふざけんなボケー!
って叫びたくなるようなマッチポンプ展開な作品もありました。
物語進めるために事故や病気を起こすってホントにもう、はっきり言って嫌いです。
件の音楽マンガはそれでも面白いので悔しいですが。

と、感情的になりすぎました。

イチゴーイチハチ!にはこれがない。
主人公の一人である烏谷は中学時代の1年から野球部のエースで、
肘をやって投げられなくなったという設定はありますけど、
すでに壊してますからね。

今まで野球がすべてだった彼が、
野球以外のものに触れていき変わっていく。
その姿を描くっていうのは最初から決まっているのですから。
当然ですけど、今のところおっきな事件で物語動かすとかなし。

最初に決めた設定の下、
生徒会という言ってしまえば地味な舞台で、
登場人物の心の変化を描くだけで、
青春をまぶしいほどに描き切っています。

その彼と一緒に生徒会に入ったのが、
これまた普通の女の子でありもう一人の主人公、丸ちゃん。
この子、いい子であること以外本当に普通です。
烏谷と丸ちゃんが生徒会という場、生徒会役員たちとかかわり、
それぞれが少しずつ変わっていく。
この二人もまた影響しあうし、
生徒会の先輩たちも二人を見て少しずつ変わる。

人は、人と関わって変わるもの。
良い方向であれ悪い方向であれ、
人とかかわる限り影響しあっていく。
その変化が尊いのです。


読んだ後、自分の高校生活に思いをはせたものです。
ぼっち飯してたし、部活にそれほど馴染めていたわけでもないし、
友達と遊ぶことも少なかった。
それでも、特別に感じる楽しい時間は過ごせていた。
そんなこと思い出して胸がキュッてなります。


中身について多くは語りません。
読んで、感じて、身もだえてください。
一つだけ言うと、リレーの話が最高でした。

色紙100枚を広告屋のコピーライターとして見てみた。

今日のツイッターのトレンドに入っている、

「色紙100枚」

もとのツイートはどうやら、この編集者の発言らしい。


モブ子の恋という作品の販促のために、
ほうぼう手を尽くし色紙を100枚作者に用意してもらったとか。
そういった苦労話を編集者が主役でちょっとマンガにまとめましたって感じ。






「色紙100枚なんて意味があるわけないだろう。」
「作家に無駄な努力をさせている。 」
今までの人生で一冊でも、
店頭の色紙が素敵で買った作品はあるだろうか。

僕にはない。たぶん、あなたにもないはず。

色紙って、(この場合版元のPOPも含めようか)
伝えられる作品の魅力がとても少ないからだ。
たった数行の文章と、作品のイラストで伝わるほど、
象徴的なセリフや美麗なイラストがあるのなら、そもそも売れているのだから。

色紙とかって本屋に来るお客様に宣伝するためじゃなくて、
それを売るか決める書店員にプッシュするためのツールですし。
いわば、営業ツールをマンガ家さんに100枚描かせたわけです。

版元さんがプッシュしてるし営業さんも熱心だからとか、
ゲラを読んで気に入った書店員さんが売り場を作るとか。
そういう方向性に働くものなので、
100枚も先に描いてもらうことに意味があるかは正直疑問です。

無料で1話よめるペーパーとかのほうがよっぽどいい。
それに今の時代なら、ツイッターで無料公開もできるし、
集英社のりぼん編集長合田氏がやってるような、
本格的なプッシュ及びジャンプ+を活用したwebでの展開。
そういった努力こそ今の時代で作品を売るための方法だって、
出版業界の外にいる自分にだってわかる。

書店なんて正直いってもうそれほど力はありません。
なのに、そんな時代遅れの努力をしてそれを作家にも強要して、
努力が実らなかった自分は頑張ったのに。。。
なんてマンガ描いてたら、そりゃ批判されるわ。
目立ちたがりの編集者。
作家の宣伝もしないバカともいわれている。






とまぁ、ここまではツイッターで散々いろいろな人が言っていること。


この人自体の今のやり方、
ツイッターを活用した自分が広告塔となるプロモーションは悪くない。

だって、石を投げられ非難されるのは編集者だけだから。
作家はむしろ同情を集め、作品の知名度は上がり、結果的に広く広告できてる。

炎上マーケティングとしては成功していると言っていい。

この編集ここまで狙って炎上しているのならたいしたもんです。
というか、狙ってるんでしょう。
編集者はほとんどが高学歴だし、
出版社側にはマーケティングデータもあるはず。
炎上やバズは狙って起こすのは難しいけれど、
ことオタクコンテンツに関しては火種は結構転がっています。
自分の愚図な行動をあえて逆手にとって炎上させたなら、すごい。

編集者は、マンガを売るためなら何でもしなければならない。
というようなこと、「重版出来」でも書かれていたように思う。


つまり、この編集者山中さんの勝ち。
色紙100枚にかみついた一般人、疑問を呈した作家さん、
したり顔で編集者を批判しているTwitterの有象無象。

よくぞ乗せられてくれました、
あなたも私も編集山中氏の掌の上。
相手が一枚上手でした。

踊らされた皆さんはこの人のマーケティングに敬意を表して、
モブ子の恋の試し読みでもしてみてはいかがでしょう。
そんでもってオモシロかったら、
マンガを買ってあげればいいのです。


ここで試し読みできるよ。



SKIMAでアイコンを描いてもらった話。

ドラクエの作曲家として有名なすぎやまこういちは、
ドラゴンクエストの「序曲」を5分で作成したとき

「54年と5分で出来た曲」

といったそうです。
これはたぬきの好きな言葉の一つで、
クリエイターの作るものって、すべてこういう考え方だと思います。


今回は、イラストを依頼できるサイト「SKIMA」の話。
描いていただいたアイコンの自慢です。

このサイトが始まったときは、
「アイコン1000円で描きます」
って依頼がどんどん出て、絵師の安売り等々いろいろと意見が出ていました。
今でも安売りされてる技術はあるのですが、
うまく使えばむしろとてもいいサイトだなとも思います。

結局、安い価格で売っている人は、
駆け出しのそこまで画力の高くない人だったりで、
本当にいいアイコンやイラストを買おうとなると、
それなりの金額は必要ですからね。

すぎやまこういちの言葉と同じでたとえ3時間で書いたアイコンでも、
絵師歴+3時間の価値があるもの。
だから、時給換算で考えるようなものでもないんです。


と、閑話休題


今回、SKIMAでアイコンを描いていただいたので自慢でしたね。




担当アイドルのロコに、FF14のマイキャラの装備を着せて、
たぬきしっぽを生やしてもらいました。

描いていただいたのはこの方、「あくびねこ様

「5000円でアイコンを描いてください」
という、公募をSKIMAのサイト内で作成。

出した依頼はこちら

アニメ塗りのアイコンならこれくらいは相場より少し高いくらいなのか、
計15件ほどの立候補をいただいてその中から採用しました。


いただいた依頼はだいたい5000円で書きます。というもの。
アイマス好きです」
「自分も光の戦士です」
「商業でも描いてます」
等々、魅力的な提案は他にもいくつかありました。

「3000円で描きますので是非」というのもありましたが、
安売りは好きではないので残念ながら却下。

その中で、「7500円で、ただし2日以内で納品できます」
という依頼だったのが、採用させていただいたあくびねこ様でした。

この方もFF14プレイヤーだったこともあり、
話は非常にスムーズに。
なにより、最低価格の5000円ではなく7500円で提案いただいたことにも、
自信のほどがうかがえて逆に惹かれました。

このような資料を数点添付してお送りしたところ






採用前の段階でラフまで作成いただけ


このラフをいただいた時点で、自分の中ではほぼ決定。
流石絵を仕事として描いているだけはあるなと思いました。

実は今回公募を出す前に、
前回のアイコンを描いてくれた方に8月ごろ依頼していたのですが、
1か月待ちだった上に待った挙句体調不良でキャンセルされていたので、
早く頂けるというのも非常に自分にささっていました。

クリエイターとして仕事をするなら、
時間というのもとても価値のあるものですよね。

そんなこんなで完成したのが最初にはったアイコン。
ラフの段階で衣装としっぽの追加をお願いした程度で、
完成品は一発OKでした。

ホント、最高にかわいいです。ぐへへ


SKIMAには購入後クリエイターにチップを払うシステムもあって(これもいい機能です)
少額ですが+1000円のチップも支払わせていただきました。

正直、提案いただいた方の中から一人選ぶのってとても大変ですが、
今回とてもいい方に描いていただけたと思います。
たぬきの見る目があるとも言えます( ・´ー・`)

自分だって、例えばこの記事を依頼されて書くなら、
書くのに30分ほどしかかかってはいませんが6000円は取ります。
こうやって正当に(?)実力を評価されて、
それで仕事ができるサイトってクリエイターにとって非常に大切だと思います。

いい使い方をする絵描きと購入者が増えて、
クリエイターがフリーで仕事がしやすい世の中になればいいですね。