たぬきのちらうら

適当に、好きなことを書く。おもにシャニマス

をとめ大学シャニマス学部アンティーカ学科月岡恋鐘専攻名誉教授Pに「は~と♡に火をつけて 月岡恋鐘」を解説してもらった。【ネタバレ有】

今回は、特別にをとめ大学から名誉教授に来ていただきました。

P教授「どうも、月岡恋鐘を研究して20年になるP教授です。」

教授、Pというのは

P教授「当然、プロフェッサーのPだ」

なるほど。



P教授「さて、早速『は~と♡に火をつけて 月岡恋鐘』
についての講義に移りたい」

お願いします。

P教授「まずはこちらの画像を見てほしい」




P教授「もうエロい」


教授!?


P教授「このコミュは、営業のために業界のパーティのような場所に
恋鐘がPといったところから始まる。」

あ、普通に進めるんですね。


P教授「会場では一時Pがいなくなるため、一人でギョーカイジンの相手をしたり
名前をこあめちゃんと間違えられたりする。」

ギョーカイジン・・・

P教授「だが、月岡恋鐘の辞書に、しんどいやつらいの文字はない」

ナポレオンみたいっすね

P教授「だから、恋鐘は自分の気持ちをうまく言葉にできない。
その結果として出たのが上の言葉だ。
仕事の後の夜遅い時間、車にPと二人きり、どこかに連れて行ってほしい
何も起きないはずはなく・・・」


何も起きないですよ!?







P教授「もうこんなんラブホ行く流れでしかない。」

P教授「そしてこのあとに続くセリフも」

恋鐘「ねぇプロデューサー! あれなんやろ、ピカピカ光っとるお店~!」
P「ん?・・・あぁ、パチンコ屋かな?」
恋鐘「ふぇ・・・パチンコ屋~~? あっ、あっちのすごかぁ!なんやろ!?」
P「あのレンガ風のやつか?・・・・ファミレスかなぁ」
恋鐘「ええ~~~~っ! あがんすごかもん・・・ファミレスなわけなかよ~!」
P「いや、郊外のはでっかくて派手だぞ?・・・あ、ほら、遠くだけど、観覧車が見える」

P教授「どう見てもラブホです。本当にありがとうございました。」

ダメだこの教授・・・

P教授「この、一歩間違えたらエロ同人になっちゃう、危うい流れ。Pの苦しいファミレス。話を逸らす観覧車。恋鐘の辞書に恋愛感情というものもない。だから、まったく無自覚でPをドキドキさせる恋鐘と、それを必死で流そうとする二人のやりとり。そこにこのコミュの醍醐味があるわけだ。」


なるほど。。。えっちなのはわざとなんですね。


そしてこのあとだ





かーっ!卑しかー!!!!!!!













P教授「ちん〇ギンギンですよこれぇ!!!!!!!!」



教授落ち着いてください!

P教授「月岡恋鐘学会では、恋鐘は恋愛感情に無自覚だが、Pは恋鐘に惚れているという学説が最近よく論文に書かれている。その学説が出てきたのは間違いなくこのコミュからだ。」

そうなんですね

P教授「そして、trueは二人っきりで事務所で過ごす夜である。」





P教授「続きってなんの続きだ。なんの続きだ。」





P教授「こっちの洗いもんってなんだ。こっちってなんだ。えっちか?えっちなのか?」

・・・


P教授「ちなみに、このカードのタイトル『は~と♡に火をつけて』は
The Doorsというロックバンドの曲のタイトルだ。」

P教授「カードのコミュタイトル『Dまいなぁ~せぶん、の感じ~』と『Gで~Aで~D~!!!』はそれぞれ、Doorsのハートに火をつけてのイントロに流れるギターコードのことを指すそうだ。」

それは知りませんでした。
結構考えられているんですねぇ。

P教授「この曲の歌詞を和訳して一部抜粋するとこうだ」

これがいけない恋だってわかってるだろ?
俺が嘘つきになるってわかってるだろ?
もし俺がお前に言ってしまったら
俺たちはもっとイケるんじゃないか

こいよ、俺のハートに火をつけてくれ
今夜こそ、燃える夜にしようぜ

P教授「ちん〇ギンギンですよこれぇ!!!!!!!!」

P教授「もうPはいけない一線超えるギリギリで耐えている。アイドルとPの一線超えて『じゃ、あのレンガのお城に行ってみるか』って選択肢が私の前には出てます。あれ~?おかしいぁ、この選択肢タップしても選べないぞ~?あれ~?おかしか~」


教授が壊れてしまった。


P教授「というわけで、このコミュはシャニマス史上最エロであり
P⇒恋鐘の感情を示唆する重要なファクターというわけだ。」


はえ


おわり

19才#は〜と♡に火をつけてsideK | 綿貫狸







シャニマスの厳選コミュをネタバレなしに紹介する。

最近、ソシャゲのシナリオつまんねーなーって思いながら、
ストーリーをスキップして石だけ回収。
みたいなことが多い中、
ストーリーが激クソエモエモなゲームがあるんですよ。
アイドルマスターシャイニーカラーズっていうんですけどね。


そのよさを一つひとつ語ってたら夜が明けるどころではないので、
厳選して7つ紹介します。
個人的にシャニマスコミュのよさは、
キャラや関係性の変化を描けるところだと思っています。
サザエさん時空で変化が難しいゲームの世界で、
成長を描けること自体が一つ仕組みだけでも他との差別化になっています。

過去のコミュでのやりとりを平気で拾いますから、
全部見るのも大変です。
ただ、だからこそエモさも際立つ。
コミュの中で急にキャラの過去に焦点を当てることもあります。
そういうのを1つひとつ追うことで
よりシャニマスを楽しめるようになる作りです。


では、たぬきのオススメを


1.pSSR アルティメットマーメイド 有栖川夏葉



trueコミュの人気が高い定番の1枚。
ダンベ君主論ネキとかWING決勝の悪魔とか
先行するイメージが強すぎる夏葉ですが
このコミュを見れば印象がガラッと変わります。
trueを見て夏葉Pなった人も多いはず(かくいうたぬきも)
夏葉のプロデューサーとしてこの人に接していると見れるこの一面は
見る価値アリアリのアリ。
有栖川夏葉という人間はどういう人間なのか。
ここで見せた一面はこれ以降のカードでもたびたび見せてくれます。
特に、Pと二人だけのときに見せる姿なんです。オススメ。


2.pSSR 曲がり角のランウェイ 西条樹里




安心してください、恒常です。
樹里のpSSR3枚目にして、樹里の成長が見れるコミュ。
樹里はバスケ部に所属していましたが、
とある理由で引退、そこから自分の道に悩み続けているアイドル。
他のコミュでもたびたびその面は見れますし、
放クラメンバーと一緒に楽しく過ごす時間を持ちつつ、
この悩みは抱き続けています。
それに対して、Pはどう向き合い、樹里はそんなPの気持ちにどうこたえるか。
特に2人のやり取りが行間だらけ。
言葉にしない樹里の気持ちをくみ取れるとよりエモさが増します。
何度も見るとよりよさがわかってきます。最高。



3.pSR は~と♡に火をつけて 月岡恋鐘




雰囲気がすごい!
アンティーカの太陽であり、悩みなんてなさそうに見える恋鐘の
悩みを描いたコミュ。
「あぁ、こがたんも悩むんだなぁ」
と新しい発見ができるのがこのコミュのよさですが、
加えて描写の危うさが本当に面白い。
一歩間違えばエロ同人ですよこれ。
Pもなんかいろいろとギリギリなところで耐えてるんじゃいかってくらい。
シャニマスってあんまりえっちな方面に傾けないことが多いんですが、
これはなんだか官能小説を読んでいるかのようでした。


4.pSR チエルアルコは流星の 八宮めぐる





登場と同時に「チエルアルコ」をtwitterでトレンド入りさせ
多くのPをポエムおじさんにさせた激エモコミュ。
シャニマスくんはホント暗喩が得意すぎる。
暗喩なのにほぼすべてのPが解釈を一致させる語り方は
脚本やシナリオにベテランが手掛けているかと思うほどです。

ドラマでとある役を演じることが決まっていたのに、
事情があり役を演じることができなくなっためぐる。
彼女がその出来事から立ち直るまでを描いたコミュです。
イラストもすごい、コミュもすごい。
そして、八宮めぐるというキャラはどういうものかを
完璧に描き切ったコミュ。
これまでの様々なキャラゲーとは一線を画した
深い深いキャラクター作りをしているのがうかがえます。

ネタバレありの感想は『こちら』にも。


5. Straylight.run()




ここからはイベントコミュです。
待望のストレイライト結成コミュ!
あさひ、冬優子、愛依と一人ずつのシナリオが公開され、
ユニットでの絡みはなかなか描かれていませんでした。
その分期待した人も多かったでしょうが、
その期待を大きく超えてきたコミュです。
このデコボコの極みのようなユニットが、完璧な人選だったと
強く思い知らされました。
特に冬優子を中心に描かれているのですが、
冬優子の感情の動きに注目してみるのが楽しいです。
当然ですが、猪突猛進の極みのようなあさひと組まされたことに
最初冬優子は大きく反発します。
そこから始まる一連のストーリーが最高です。
何故冬優子がここでこんな気持ちを抱いたのかとかとか、見どころだらけです。


6.Catch the shiny tail



シャニマスにシナリオ有!
と知らしめたのはおそらくこのコミュからではないでしょうか。
12月のクリスマスイベントから連なる、
1stライブ前のイルミネを描いたコミュ。
イルミネのセンターであり、283プロのセンター。
その重要な役目を背負うことになった真乃の葛藤を描いています。
そんな悩む真乃にPとイルミネの二人が出した答え。
それが本当にすごい。
安易に励ましたりするんじゃない、
真乃という一人の女の子の等身大な悩みに答えを出しています。
このコミュを見た後トライアングルを聞くと自動的に泣くようにできています。


7.五色 爆発!合宿クライマックス!



This is 放クラ!
明るさの塊のような放クラが、
その明るさそのままにエモエモに楽しく合宿をする話。
学生時代があるPはもれなく死にます。
忘れてきた青春を取り戻しに行けるユニット、
放課後クライマックスガールズ。
放クラのセンターは果穂しかいないし、
この年齢もバラバラな5人が完璧なバランスでユニットとして成り立つ理由がわかります。
というか、放クラって仲良しなのにホントアンバランスですよね。
果穂がいなかったらこのユニット崩壊してますよ。





はぁ。。。
7つじゃ足りねーし、ネタバレなしだと語りきれない!
他にもいいコミュはいっぱいあります。
サポートコミュもいいものが多いし、全部見ましょう、見てください。


シャニマスはいいぞ。


僕と京アニ

いまだにストレスでお腹はキリキリ痛むし、

止まらない耳鳴りを初めて経験した。

京アニ放火関連のニュースを見たくないから、

リビングに転がっている新聞は裏向け、

ニュースが流れればチャンネルを変える。

ツイッターでは「京アニ」と「京都アニメーション」をミュートして、

事件後数日はアカウントからログアウトまでした。


別に、京アニに知り合いがいたわけでもなければ、

熱狂的なファンというわけでもない。

感受性が高いから悲惨なニュースにストレスを受けやすい。

そういう体質なだけ、なのだと思う。


だけれども、今回の事件はどうにも耐えられない。

自分の世界が確かに失われた。

喪失感から1週間経っても抜け出せないからだ。


僕にできるのは書くことだけ。

書くことで、少しでも気持ちを落ち着かせたい。

自分の心の整理のために。

自分語りを、したいと思う。

何をしたって、亡くなった方々は生き返らない。

自分のために、僕と京アニのことを。




初めて京アニを知ったのは、

多くの人と同じく、涼宮ハルヒの憂鬱だったと思う。

リアルタイムではなく放映から1年近くたったころ、

12年前、高校3年生のときだった。

当時は、今とは違いオタクへの風当たりは強かった。

僕自身、どちらかというとオタクを軽蔑していたほうで、

ゲームは好きだけど、深夜アニメは見ない人間だった。

そんな中、クラスに1人、典型的なイキリオタクがいた。

周囲の目なんぞ気にせず、

深夜アニメのスケジュールを教室の横の黒板に書き、

好きなアニメとなれば早口で語り、オタクであることを隠さない。

ある意味振り切っていたので、そいつは迫害されるでもなく

そういう存在としてクラスに受け入れられていた。

僕はというと、大した特徴もない陰キャで、

正直クラスの中では空気だったし、成績もよくない。

そして友達もクラスにはほぼおらず、ぼっち飯をよくしていたが、

それを苦と思わず本を読んで過ごしていた。

こんな話をしたかったわけじゃないなと思うのだけれど、

もう筆が乗るままに書ききってしまいたいと思う。


紆余曲折というほどのこともなく、

本好き、ゲーム好きでもともとオタク気質があった僕は、

なんとなく、そのイキリオタクが推すアニメを見始めた。

最初にみたのはハルヒだったと思うが、

もしかしたらローゼンメイデンだったかもしれない。

ただ、そのあたりのアニメがきっかけの1つとなり、

僕はそのイキリオタクと、

休み時間にどうでもいい話をしたりできる友人となった。

とはいえ、やっぱりオタクに対しては忌避感もあって、

らき☆すたでいうところのかがみんのような立ち位置で。

イキリオタクのこなたを、うらやましくもうとましくも思っていたものだ。


そこから、高校3年生の1年間は楽しかった。

友人のいなかった僕はイキリオタクと共にいることが増え、

彼に連れられて昼休みは放送室に入り浸るようになった。

そこでまた、オタクの友人が増えた。

当時はCLANNADを放送していたし、

KanonAirも遡ってみていた。

その話題を友人たちとしたことも覚えている。

「エロゲ原作だろ」

と、斜に構えていた自分も、そのストーリーの面白さと

映像の美しさにどんどん見入っていき

アニメやオタクへの偏見は薄れていった。

当時はニコニコ動画の1年目だったこともあり、

どんどんオタク文化に触れていくことになった。沼である。


京アニのおかげで、というわけではない。

でも、自分がオタクとなった時期に確かな存在感を放っていた。




大学生になってからも、京アニ作品はよくみていた。

とりわけ一番大きかったのは、氷菓だ。

もともと米澤穂信先生の大ファンで、

氷菓をはじめ全作品を読み、サイン会にもいくほど。

そこから日常の謎ミステリーに傾倒していき、

北村薫先生や大崎梢先生などなど

いろいろなミステリーを開拓していった。

そんな、自分のミステリー遍歴のターニングポイントにあった氷菓

それを、素晴らしい製作会社である京アニが映像化する。

その組み合わせの奇跡たるや、なんとうれしかったことか。

京アニが「次回作品はミステリー」

と、その製作をほのめかしたころから、

米澤穂信氷菓では?

という噂が流れていたのを覚えています。

実際の作品も、本当にすばらしかった。

映像美であの世界を表現してくれるだけでなく、

短編の中には原作とは少し違った後味を残すラストに改編したものも。

またこの改編も素晴らしかった。

原作への深い理解と、アニメーションだからという表現、

リスペクトを忘れることなく、アニメらしくアレンジしていく。

原作ファンは映像化に抵抗を持つものですが、

京アニ氷菓には何の不満もありませんでした。

声優陣も脇役まで実力のある方で固められ、

一切の妥協なく、最高の作品を作り上げようという

製作陣の熱い気持ちは、僕らにまで十分に伝わってきました。


アニメ氷菓自体が素晴らしいのはもちろん、

僕らに続く世代は、ここを日常の謎ミステリーの入り口として、

新たなジャンルに興味を持って行った人も少なくないと思います。

今でも、当時放送されたものは僕の部屋のHDDに録画データが残っており、

長期休暇に見返したりしています。


学生時代最後の夏には、当時同じサークルだったアニメオタクのフランス人と、

Airの鑑賞会をしよう!」

と、部屋を借りて1日中Airを見たりもしていました。

彼とも、よく京アニ作品の話はしました。

ここでも、僕と人とをつなぐ架け橋の一部として、京アニ作品があったのだと、

いま改めて思い返すと、気付きました。



社会人になってからは、アニメからは少し離れました。

それでも、京アニ元請けのアニメがあるとなると、

その放送開始をワクワクしながら待ったものです。

とりわけ、響けユーフォニアムヴァイオレットエヴァーガーデン

大きく心に突き刺さった作品です。


ユーフォのアニメは3周は見ましたし、

劇場にも見に行きました。

アニメキャラらしくない、等身大の女の子という感じと、

それでもアニメのキャラらしい設定。

正反対のこの二つのちょうど間にいる魅力的なキャラクター造形は

原作の力もありますが、やっぱり京アニにしかできない仕事。

久美子が葛藤して夜の橋を走るシーンなどは

何度も何度も見返しました。


ヴァイオレットエヴァーガーデンには何度も泣かされました。

とりわけ10話はすごかった。

ここ数年で一番涙を流したのはいつかと言われれば、


10話を見て、ヴァイオレットの涙に誘われたときです。

きっと今見返しても、泣いてしまうでしょう。


どの作品でもこれだけ心を揺さぶられるのは、

原作の力、声優の演技に、映像の力が合わさっているから。

同じ作品とキャストでも

別の製作会社であれば、ここまでの感動にはきっとなっていません。





CLANNADで河川敷に咲いていた彼岸花

千反田えるの瞳の輝き。

散る桜の鮮やかさ。

夏の海が跳ね返す太陽光。

ヴァイオレットの憂いの表情。

ユーフォニアムの輝き。

夏の校舎に降り注ぐ日差し。

あふれんばかりの光をたたえた湖。

夜の川が持つ暗いのにまぶしい光。


僕の記憶の中に残る様々なシーンを描いた人たちが

もう二度と戻ってこないという事実。

いくら文章を書こうとも、義援金を贈ろうとも

失われたものは決して戻ってこない。

自己満足でしかないけれど、こうでもしないと向き合えない。

ああもう、感情がめちゃくちゃだ。

歯ぎしりは止まらないし、胸もいたい。

こうなるのなら、書かなければよかったと思うくらいだ。


素敵な作品を、映像をありがとう。

僕は、死ぬまであなたたちが作った作品のことを覚えています。

僕に言いえることは、それだけです。


書いたSS置き場

・ミリマス
Fly me to the bluemoon | 綿貫狸
braveHARMONY公演の後日譚。朋花が悩むお話。

青い炎はよく燃える | 綿貫狸
ハッチポッチの後日譚。このみさんの青い炎が燃える話。

bright bride (前編)| 綿貫狸
bright bride(後編) | 綿貫狸
ロコと美咲が衣装を作る。2枚目SSRのお話。



シャニマス
いまさらツバサと言われても | 綿貫狸
有栖川夏葉がアイドルになる前の話

アイドルオタクは輝く夢を見る | 綿貫狸
三峰結華が松田亜利砂と出会う話

おいしい生活。 | 綿貫狸
冬優子とストレイライトの話

死ぬのが怖いから飼わないなんて、言わないで欲しい。 | 綿貫狸
果穂と夏葉が犬の話をするお話


・sideM
さよなら私のフェルマー | 綿貫狸
硲先生がまだアイドルになる前。彼に恋した一人の女子高生のお話。

「チエルアルコは流星の」はめぐるの過去、現在、そして未来【ネタバレ満載の感想】





チエルアルコは流星の 八宮めぐる


が、すーーーーーーっごくよかったので、
語りたいことを一方的に語ります。
Pカップなんて走ってる場合じゃねぇ!

※注意※
たぬきは夏に恋するピチカートとイベント配布のサポートめぐるコミュは見てません
国語が苦手なたぬきが頑張って深読みしまくった読解なので、
間違いだらけでも勘弁です!




いや、もう、何がいいって、
イラストとシナリオの行間と暗喩こみっこみの演出、作りこみ、
SRのシナリオ一本で上質な短編小説を読んだような読後感。
八宮めぐるというキャラの内面を知れるエピソード。
いないのにいる、イルミネの二人。

他のアイドルのシナリオでもそうですけど、
ソシャゲのシナリオでこんないいもの見たことないです。



まず、めぐるについて。

この子、めっちゃ賢いです。
友達思いで友達が大好き。
メインコミュでは友達との時間とアイドル活動の両立に悩んでいて、
そのために少し無理をしたりします。
pSSRでも語られるのは、
めぐるの友達同士が喧嘩したときに
どう立ち回ればいいか悩むというもの。
めぐるは天真爛漫に過ごして友達が集まってきているのではなく、
本当に考えて友達のことを思って、
相手のために動ける子だからこそ、これだけ友達が多いんです。
そして、それを自分も楽しいと思えるような子なんです。

その一面が垣間見れるのがpSSRのエピソード



このセリフが、たぬきには結構印章残っています。
めぐるは自覚しているほどに臆病で、
どうすればいいか悩むのは、友達を失うのが怖いから、
そして彼女たちを傷つけるのが怖いから。
両方に臆病で、時に動けなくなる。
いろいろ考えている子なんだというところが、
等身大の女の子という感じで非常に好感が持てました。


チエルアルコで垣間見た一面



脚本の都合で割り当てられた配役がなくなってしまうことを聞くめぐる。

めぐるの役への向き合い方も友達との向き合い方そのもので、
上記の役柄である、見た目はめぐるに近く
性格はめぐるとは正反対の役にたいして、
この子のことを知ろうと、どんな言葉をかけるべきかと、
真剣に向き合っていました。
それが立ち消えたことによって落ち込むところから、
チエルアルコのコミュは始まります。
ここでのPとのやりとりもなかなかに良いので
全選択肢を見てもらえればと思います。

そして、コミュ2つ目。
落ち込んだ気持ちをなんとか立て直しためぐる
(実際にはまだまだ引き摺っているというのは、寝ぐせのやりとりで暗喩的に表現されています)
ペットショップの水槽の中に、
一人だけ他の魚とはぐれている
色も違う子を見つけて語るシーンがあります。(イラストにもなっている場面)




寂しそうに見えるかと聞かれて、
上のようにめぐるは答えます。
めぐるは、決して他人の気持ちがわかるなんて言わない子。
安易に同調しないで、相手のことを考えます。
ただ、自分の境遇ともしかしたら過去とも重ねて、
この魚のことを語ります。





このあたりのセリフに、たぬきはP特有の深読みをしました。
めぐるもまた、昔は他の子たちと馴染めなかったのではないかと。
アメリカ出身、金髪碧眼の子。
日本の小学校では馴染むのに苦労したのかもしれません。
その過去で、友達との距離を縮めていくために
形成されたのが今のめぐるの性格なのではないでしょうか。
友達のことを思い、助け、それを自分の喜びとする。
そうやって、みんなに好かれていくようになったのだと。


このコミュのタイトルが「同調の水、されど」
なのもまた、エモエモ。
魚の気持ちはわからないといいつつも、
こうなのではないかと語った内容は、
めぐる自身が過去に感じた感情なのだとしたら。
わからない、けれど、自分と重ねて同調している。
そういう姿を描いているのではないかと思いました。

イラストもまた、構成力がすごいだけでなく、
いろいろな意味合いを含んでいるような気がします。
タイトルでもあるチエルアルコは、エスペラント語で「虹」
独りぼっちで暗い場所にたたずむ魚も虹色。
チエルアルコという単語自体が、めぐるが同調した魚、つまりめぐる自身を指すとすれば
「流星=スターズ」と解釈して、
「イルミネーションスターズの中のめぐるは…」
というタイトルなのかなぁと、読み取れる気がします。
つまり、今現在のめぐるのことを指しているタイトルです。

そして、この魚はPが買って帰ろうという話になっていくのは、
めぐるとPの出会いのメタファーのような流れ。
その際、めぐるは
「いろんな魚と泳がせてあげたいな」
と言います。
友達と出会い、Pと出会い、真乃と灯織と出会い、
人との出会いで変わっていった「今のめぐる」だからこそ、
この魚にかけてあげたい言葉がこれだったのです。



めぐるが最初に演じるはずだった子にかけてあげるべき言葉、ですね。
たぬきの深読みに基づけば、
めぐるとは正反対の性格のようでいて、
実は幼少期のめぐるとは同調する性格だった、あの子。
その役柄に対してめぐるは向き合い方を見つけたのがこのラストのセリフです。
「自分に自信をもって、多くの人と出会う未来は、きっと素晴らしいものだから」





trueに関してはもう多くは語りません。
ただ、trueでのめぐるの動き
というか、紙芝居形式のコミュですら、
表情や間の表現が素晴らしすぎて
いろいろなものが伝わってきます。
そして、セリフもまたいい。



このセリフに、全部が詰まっていると思いました。
ちょっとくさいぐらいのセリフですが、
めぐるが心の底から感じた気持ち。
空の青さや虹の色を、もっと多くの人たちに見せてあげたい。
そういう、めぐるらしい表現です。




無重力ウテナとは





無重力ウテナというタイトルだけはどうしても読み解けませんでした。
ウテナ・・・少女革命ウテナしか出てこない。
蓮の台を指す日本語だったり、
エストニアの首都だったり。
日渡早紀(僕の地球を守ってのマンガ家)の作品、未来のうてなに出てくる過去・未来を見渡せる塔(これが自分的に一番しっくりきます。コミュもめぐるの過去と未来を書いていると思うので)
いくつか候補はありますが、
何故これなのはわかりませんでした。
めぐる有識者、知恵をお貸しください。

三峰で回す運命の歯車 ぶらりアンティーカアレンジ編成

適当に作ったSRだけのアンティーカで勝つグレフェスは楽しいか!?


たぬきは楽しくねーですよ。(個人の感想です)
というわけで、専らセンター樹里か夏葉の放クラ編成で戦っているのですが、
テンションが青以下のときはアンティーカを使ってます。
でも、せっかく使うなら使って楽しいアンティーカにしたい。
ということで、自分なりにアレンジを考えてみました。

一応自分で考えた編成ですけど、
きっと他の人がすでに実践はしてるであろうものです。




こんな感じでスコア結構出せます。(4/30追記)




その前に、ちょっとだけ自分の思うグレフェスの話を。
編成だけ見たい人は飛ばしてください。

そもそも、シャニマスはアイドルをプロデュースして、
フェスで輝かせるという、
プロデュースの疑似体験が楽しいゲーム。
だから、高ステータスのアイドル育てれば育てるほど
グレフェス戦えるって状況が一番健全なんです。
想い出5のVi1000越え灯織とか、ALL700果穂とか。
それを育てる楽しみもあるし、
育て上げた自慢のアイドルを編成にいれて
グレフェスのランクに乗ると最高に嬉しくなる。
そういうところが育成ゲーの醍醐味。


手塩にかけて育てたアイドルが最高のパフォーマンスを見せた結果が
グレフェスのスコアであるべきであって、
決して遅延とゾンビを繰り返して積み上げるものではない。
プロデュースの疑似体験という根本に沿わない形は論外です。

また、だれでも手に入るSRより、
苦労して手に入れたSSRとかを使えるほうが
やっぱりうれしい。
P2W(pay to win、お金かけたもん勝ち)には近づいちゃいますけど、
そっちのほうがいいと思っています。




そんなわけで、自分なりに工夫を楽しんだアンティーカを作ってみました。



リーダー SR ばってん長崎恋岬 月岡恋鐘
ボーカル SR そのまみみ無気力につき 田中摩美々(SSRトリッキーナイトがベスト。後述)
センター SR 秘めやかファンサービス 白瀬咲耶
ダンス  SSR お試し/みつゴコロ 三峰結華
ビジュアルSSR 霧・音・燦・燦 幽谷霧子


4凸のみつゴコロ三峰を採用しているのがポイント。
この三峰はスイッチ。
4凸スキルの50%自傷を利用して、
任意のタイミングで夜夜中のとスタァライトめぐるの金バフを発動させます。
スキルはLINK用ものとぶらり旅です。




なので、まみみ以外にはその2つのスキルを完備。





このギミックのおかげで
咲耶の思い出アピールには
霧子リンクの150%+夜夜中100%×n+All20%×nバフがのり




こんな感じでパーフェクトライブをかなり取りやすくなります。


ちなみに、自分はまだ手持ちがそろってないので作れてませんが、
摩美々をSSRのトリッキーナイト4凸にするのが完成系。




トリッキーナイト+はライバルユニットに10%ダメージのユニークスキル。
ライバルが退場すればその分トップアピールを狙いやすくなります。


この編成で気に入っている点は、全員に役割があること。
恋鐘⇒早めに回復役
摩美々⇒ライバル退場
咲耶⇒思い出アピール
三峰⇒自傷でバフ発動
霧子⇒リンクバフ&保険リザレク

それぞれの持っている特性を活かせる編成。
ぶらり旅頼りなのは変わらずですが、
アンティーカでやる意味があるところがいい感じ。

三峰と摩美々を4凸してやった始める編成ですが、
作れるようになればまた一つ楽しいはず。

来季のグレフェス、みんなで楽しみましょう。

家族を描くシャニマスのキャラクター作り



そうです僕が三峰の兄、三峰たぬき


三峰に兄さんと呼ばれたとき、
僕の中の何かが崩れていった。

今現在こそ夏葉Pになりましたが、
始めたきかっけは三峰のSSRイラストのやばさでした。


シャニマスもシナリオがいい、キャラがいいってさんざん言われていますけど、
その魅力の一因に「家族」というのがあるのではないかと、
最近考えていて思いました。

他のアイマスって、家族をあまり書かないんです。
横山奈緒に兄がいるとか、徳川まつりに妹、ロコは姉がいる芸術一家とかとか。
設定自体はあるんですけど、掘り下げていませんし、
そもそも家族との関わりを意図的なのではないかというほど書かない。
北沢志保の家族設定とかは深堀されてますが、
マンガがあるからというのも大きいので例外的です。
アイドルとしての彼女たちを描くことに力をいれて、
アイドル以外の面をあまり見せないようにしている気がします。


でも、それって良し悪しあるんですよね。

キャラクターを一人の人間として考えるなら、
おおよそ10代の少女たちの性格を形作る一番の要素は家族。
母親、父親、兄、弟、祖父母などなど。
一番長い時間を過ごし人格形成に影響を与えるのは、
間違いなく家族なんです。

そこを、シャニマスは強く掘り下げています。
顕著なのは、咲耶や麻美々。




pSSRの咲耶のシナリオでは、
咲耶の幼少期の話、父とのかかわりが語られます。
白瀬咲耶というキャラクターを作る要素であり、
心の内を知るとても重要なエピソード。
次のpSSRにも関わってきますし、
この先も重要なファクターとなるでしょう。
麻美々も悪い子である理由には家族が関わっています。

深く関わっていないところでも、


両親がいけなくなった代わりに千雪さんと行くことに。両親も千雪さんを信頼しているのがうかがえるエピソード

まだ寝ないからのコミュでの一場面。
このあと、甘奈も甜花もすねたりせず、お仕事大変だもん仕方ないよねと受け入れます。
親とのかかわり、両親が旅行に行けなくなったというときの二人の反応からも
大切に育てられた双子たちだというのは強く見て取れます。



マメ丸やカトレアも家族の一員

果穂なんかも小学生ですから、
話の節々にお父さんお母さんが出てきたりします。
ミリオンだと星梨花がパパやジュニオールの話をしたりしますけど、
やはりそれほど多くはありません。


こういった家族構成は、
おそらくかなり深いところまでキャラクターの設計段階で決めているように思います。
それこそ、生まれた病院レベル、両親のなれそめレベルから
設定資料に組み込まれているかもしれません。
家族以外、学校の友達なんかも、
もしかしたら仲のいい友達一人一人の設定が作られているのではないでしょうか。


家族まで描くと決めたからこその、
シャニマスのシナリオなのではないかと思います。
三峰に兄がいるとわかって、pSSR以前のコミュを見ると


コミュではごまかしてましたけど、三峰は結構兄と仲がよさそう。あとたぶん兄とは6歳くらい離れている

こういったやりとりでも、三峰がPと兄を被せてみているような
そういう、裏にある感情が見えてきたりします。

設定を細かく細かく作りこむことで、
キャラを生きた人間としてシナリオの中で動かせる。
それは、19人という少人数で密度の高いシナリオをできるシャニマスだからこそ。

コミュを見返すPさん、これから彼女たちをプロデュースするPさん、
家族にちょっと着目してみると、面白くなるかもしれませんよ。